京の冬の旅 1宝厳院 「風河燦燦三三自在」
うわさの田村レッドに会いたくて
公開を待っていた 最初に計画した日は大寒波で延期
2月も終わり近くなってようやく実現した
気楽な仲間との3人旅 あれも見たいここも行きたい
でもいろいろハプニングの末 宝厳院1ヵ所にしぼって
おかげでのんびり旅になりました
田村レッド
田村能里子画伯の物語的な赤は実際この眼で見ないとわからない
HPでさんざん眺めたのとはまったく違って
やはり実物の迫力にまいりました
もちろん本堂内で撮影はできない
なので
パンフレット 看板 ポスター・・・・・
撮影魔はいろんなところで撮りました^^;
目指すは宝厳院
途中に「嵐山羅漢」ですと
信者さんが
それぞれ寄進されたものらしい
意外 これが宝厳院の入り口
こんな茅葺の親しみのある門構え
今は大きな看板がでているので絶対に間違わない
宝厳院は有名な天龍寺の塔頭
よく耳にする「たっちゅう」って「塔頭」って書くのね^^;
こんな巨岩があちこちに
岩を獅子にみたてて
獅子吼の庭(ししくのにわ)
と名づけられている
春近し 桃?梅?
かなり広いお庭で
それぞれにいわれがあり
正面の背の高い岩がお釈迦様
あとはお釈迦様を慕う弟子ですと
などなど 「京の冬の旅」の団体さんの後ろで説明を聞く
本堂でも団体さんと一緒に説明が聞けた
本堂正面は襖によって3つのお部屋に分かれていた
3つのお部屋の絵は微妙に色合いがちがって
それぞれ朝昼夕をイメージして描かれているとのこと
この朝昼夕1日を人生にたとえたり・・・
にはじまって とっても詳しく説明していただく
右のお部屋
中央のお部屋
左のお部屋
臙脂色の襖の桟 取っ手も馬や象など動物をかたどっていて個性的
やっぱり 行ってよかったぁ・・・
ちなみに説明してくださった方は奈良生まれで心理学を勉強中の学生さんであった
わたし達は団体さんが出て行かれた後もゆっくり鑑賞し
さらにいろいろ質問して 心ゆくまで赤い絵に浸ったのでした
Mさん 大変お世話になりました
で 肝心の本堂の写真がなくって・・・
こんなスナップですが・・・・・木の香もあたらしい新築です
つまり宝厳院は200年ぶりに再建されたそうで
なので襖絵もあたらしく描いていただいたわけで・・・
それが女性の絵ですから画期的なわけで
でもいわれを聞くとストンと腑に落ちます
説明超要約^^;
中国シルクロード西安のお寺に
田村能里子画伯の初めての壁画があり
20年もまえからここの住職様がその絵を眺めほれ込み・・・・・
・・・とながい話になってこの襖絵に至ったそうで
嵐山宝厳院襖絵「風河燦燦三三自在」
「ふうがさんさんさんさんじざい」ぜひ実物を
背景はインドだかチベットだか 燦燦と日を浴びる砂漠のようです
画伯はしばらくあちらに住んでおられたとどこかに書いてあった
描かれた三十三人の老若男女はみな白い衣服で
それぞれ観音様をあらわしているそうで
そういえば真ん中のお部屋の中央襖絵を少しあけたところから
三十三体の観音様が見えていました
拝観は5月31日までです
今月末頃に落慶法要があるらしく この頃は拝観できないかも
行かれる方はよく調べてから
田村画伯のHP
お茶室 この日はお土産売り場になっていました
風雅なつくりでした
帰り道にて
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